20代って、自由そうに見えて、実はかなり不安定だと思います。
周りはどんどん前に進んでいるように見える。
転職、副業、投資、起業、結婚。SNSを開けば”人生がうまくいってそうな人”ばかりが目に入ります。
だから焦る気持ちが、じわじわ出てくる。
正直、昔の僕もずっと「このままでいいのかな」と思っていました。
そんなときに読んだのが、喜多川泰さんの『賢者の書』でした。
この本、自己啓発本のように見えて、読んでみるとかなり違います。
まるでハリー・ポッターのように物語が進んでいき、主人公の少年が9人の賢者と出会いながら成長していく。
そして読み終えたとき、こう感じました。
人生は”何をしたか”より”どう生きたか”が残るんだな。
この記事では、
- 『賢者の書』がどんな本なのか
- 特に心に残った3人の賢者の教え
- なぜ自己啓発本が苦手な人にこそおすすめなのか
を、実際に読んだ感想を交えて紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 賢者の書 |
| 著者 | 喜多川泰 |
| 形式 | 物語形式(少年が9人の賢者と出会う旅) |
| こんな人におすすめ | 将来が不安な20代/行動できない人/自己啓発本が苦手な人 |
『賢者の書』はどんな本?
物語は、主人公の少年が不思議な男と出会うところから始まります。
そこから少年は、9人の賢者と出会う旅に出ることになります。
賢者たちはそれぞれ違う教えを持っていて、少年は旅の中で「成功とは何か」「幸せとは何か」を少しずつ考えていきます。
自己啓発書というより、読み物として面白い。だから普段ビジネス書を読まない人でも入りやすい一冊です。
ここからは、特に僕に刺さった3人の賢者の教えを紹介します。
行動の賢者アクト|行動した人だけが、”人生のピース”を増やせる
まず出会うのが「行動の賢者」アクトです。
彼が教えてくれるのが「人生のピース」という考え方。
昔の僕は、失敗したくない・恥をかきたくない・間違えたくない、ばかり考えて、結局なかなか動けませんでした。
でもアクトは言います。
「成功」も「失敗」も、人生のパズルの1ピースだ。
これには、かなり救われました。
つまり、失敗した経験も、遠回りした経験も、全部が将来への”必要な材料”だったということです。
実際、後から振り返ると「あのときはかなりしんどかったけど、あれがあったから今の考え方になったな」ということがかなりあります。
逆に、何も行動しなかった期間は、驚くほど記憶に残っていない。
だから最近思うんです。「完璧な準備」より「まず1回やってみる」の方が、人生は動き出す。
第4の賢者|「何になるか」より「どんな人になるか」
物語の中に、主人公が名前を聞き取れないまま別れることになる賢者が登場します。
名前は分からない。でも、その教えだけは強く残る。
この構図自体が、実はこの賢者のテーマと重なっていて面白いところです。
昔の自分は、年収・会社名・肩書きばかり気にしていました。
でもこの賢者は言います。
「どんな職業に就くか」より「どんな人間になるか」の方が大事だ。
「この会社に入れたら幸せ」みたいな”人生確定演出”は、実際には存在しないんですよね。
どこへ行っても、人間関係も、不安も、悩みもある。社長になっても会長になっても、悩みが尽きることはありません。
でも逆に「こんな人になりたい」という軸がある人は、人として強い。
- 挑戦できる人
- 誠実な人
- 学び続ける人
- 人を大事にできる人
そういう”理想像”を持っている人は、何があってもブレにくい。
肩書きは環境で変わりますが、どんな人であるかは自分で決められる。ここが決定的な違いだと思いました。
投資の賢者ティム|成功者は、お金より”時間”を投資していた
地味ですが、かなり衝撃だったのが「投資の賢者」ティムの話です。
ここで言う投資とは、株やFXのことではありません。
「時間」と「経験」への投資です。
世の中の成功者は、最初から才能やお金があったわけではありません。
でも共通しているのが「未来の自分のために、今を使っている」ということ。
- 本を読む
- 学ぶ
- 挑戦する
- 人に会う
- 新しい経験をする
これらは短期的には結果が出ないことも多い。即効性もありません。
でも長期で見ると、人生はかなり変わります。
逆に怖いのは「何となく毎日が終わること」なんですよね。
気づいたら数年経っている。今まで何をしていたんだろう、と。
だから最近、より一層、読書は”自己投資”なんだと思うようになりました。
自己啓発本が苦手な人にこそ読んでほしい
この本の一番の特徴は、説教されている感じがしないことです。
理由はシンプルで、物語だから。
「こうしなさい」と直接言われるのではなく、少年が賢者と出会い、気づいていく過程を一緒に体験する形になっています。
だから、
- 自己啓発本の押しつけがましさが苦手
- ビジネス書を読むと眠くなる
- 難しい理論は頭に入らない
そういう人でも、最後まで読めると思います。
耳で聴くのにも向いています
物語形式なので、実は耳で聴くのにもかなり向いています。
朗読で聴くと、より物語に入り込める。賢者たちの言葉が、文字で読むときとは違う響き方をします。
通勤中や家事の合間に物語を楽しみたい人には、いい選択肢だと思います。
Audibleは無料体験があるので、この1冊で試してみるのもいいと思います。
まとめ
- 成功も失敗も「人生のパズルの1ピース」。行動した人だけがピースを増やせる
- 「何になるか」より「どんな人になるか」。肩書きは環境で変わるが、人柄は自分で決められる
- 成功者が投資しているのはお金より「時間」と「経験」
- 物語形式なので、自己啓発本が苦手な人でも読める
『賢者の書』は「人生を変えるテクニック本」ではありません。
でも「人生とちゃんと向き合うきっかけ」をくれる本です。
読んで何より感じたのは、人生は”行動した人”から変わっていくということでした。
挑戦するか、逃げるか。学ぶか、何もしないか。
数年後、その差はかなり大きくなると思います。
もし今、将来が不安・このままでいいか分からない・人生を変えたいけど何をしたらいいか分からない、そんな気持ちがあるなら、一度読んでみてほしいです。
読み終わったあと、”成功”という言葉の意味が少し変わるかもしれません。
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