変化が怖いのは、”弱いから”ではありません。
今の場所を失うのが怖いだけでした。
20代って、自由そうに見えて、実はかなり不安を抱えていますよね。
このままでいいのかな。仕事、合ってるのかな。でも、何から変えればいいかも分からない。
スペンサー・ジョンソン著『チーズはどこへ消えた?』は、そんな”人生の迷子”のような時に読むと、驚くほど心が動く本でした。
実は僕がこの本を最初に読んだのは、小学生のときです。
もちろん、その頃のことは何ひとつ覚えていません(笑)。朝読書の時間がある小学校だったので、両親から渡されて時間つぶしにページをめくっていただけでした。
でも大人になって読み返すと、印象がまったく違いました。
「これ、大人ほど読むべき本だ」
なぜならこの本が描いているのは、変化が怖い人間そのものだからです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | チーズはどこへ消えた? |
| 著者 | スペンサー・ジョンソン |
| ページ数 | 約90ページ(1時間ほどで読める) |
| こんな人におすすめ | 変わりたいのに動けない人/今の仕事にモヤモヤしている20代 |
「チーズ」とは、人生で大切にしているもの
物語には、2匹のネズミと2人の小人が出てきます。
彼らは迷路の中で「チーズ」を探して生きています。
この”チーズ”とは何かというと、
- 仕事
- お金
- 恋愛
- 安心
- 人間関係
- 今の生活
のような、自分が失いたくないものです。誰にでも一つはありますよね。
でもある日、そのチーズが突然なくなってしまう。ここから物語が始まります。
変化が怖いのは、「怠けてるから」じゃない
この本を読んで、1番印象に残ったのがここでした。
人は”変わりたくない”のではなく、“失うのが怖い”。
たとえば、
- 今の仕事がしんどい
- このままじゃダメだと思う
- 本当は転職したい
それなのに動けない。
なぜか。新しい環境に行って「もっと失敗したらどうしよう」と思うからです。
これは誰にでもあることですよね。
多くの自己啓発本は「行動しろ」「変われ」と強く書かれています。
でもこの本は少し違います。
「怖いよね。でも少しずつでいい」
そう語りかけられている感覚になります。ここが、この本が長く愛されている理由なんだと思います。
「現状維持」は、実はかなり危険
この本、短いのにかなり本質的です。特に響いたのがここでした。
物語の中に、チーズがなくなっても、その場所にずっと居続けるキャラクターが出てきます。
「きっと戻ってくる」 「変わるはずない」
現実世界にも、こういう人はいますよね。
でも実際は、会社も、人間関係も、時代も、自分自身も、少しずつ変わっていきます。しかも、ものすごいスピードで。
それなのに「今まで通り」にしがみつくと、逆に苦しくなっていく。
現状維持は、実質的に退化なんです。
特に20代は”安定”を探したくなります。でも実は、変化できる人の方が、これからの時代は強いのかもしれません。
「好きなことを仕事にしろ」だけじゃ苦しくなる
最近よく「好きなことで生きよう」「やりたいことを見つけよう」と言われます。
もちろん、それも大事です。
でも20代は「やりたいことが分からない」人の方が普通だと思います。僕もそうでした。
だからこの本を読んで感じたのは、最初から正解を探さなくていいということです。
まず動く。動きながら考える。
- 少し環境を変える
- 小さく挑戦する
- 今まで読まなかった本を読む
それだけでも、人生は少しずつ動き始めます。
この本は”人生の答え”ではなく、**「動きながら探していい」**を教えてくれる本なんです。
この本がすごいのは、「短い」のに忘れられないこと
正直、内容だけ見ればかなりシンプルです。90ページほどで読み終わります。
でもなぜか、何年経っても思い出す。
人生で変化が来るたびに「あ、これチーズがなくなった時と同じだ」と、ふと思い出す瞬間が今でもあります。
だからこの本は”読む本”というより、人生で何回も思い出す本なんだと思います。
まとめ
- チーズとは「自分が失いたくないもの」
- 変わりたくないのではなく、失うのが怖いだけ
- 現状維持は、変化の時代では実質的に退化
- 正解を探すより、動きながら探していい
- 90ページなのに、人生で何度も思い出す一冊
『チーズはどこへ消えた?』は「人生を変える方法」を教える本ではありません。
でも「変化を怖がる自分」との向き合い方を教えてくれる本です。
人生には何度も”チーズが消える”瞬間があります。仕事も、人間関係も、環境も。
その時に「終わった」と思うか、「新しいチーズを探しに行くか」。ここで人生は少し変わるのかもしれません。
「新しいチーズを探しに行く」ための、最初の一歩
ここからは、実際にどう動けばいいかという話です。
この本の最大のメッセージは「動き出そう」ですが、正直、いきなり大きく動くのは怖いですよね。
僕もそうでした。
僕は自動車ディーラーの営業から、不動産賃貸仲介の営業に転職しました。動く前は不安だらけでした。今の会社を辞めて後悔しないか、次でうまくやれるのか。
でも動いてみて分かったのは、世界は思っていたよりずっと広かったということです。
いきなり辞める必要はない
大事なのは、ここです。
新しいチーズを探すのに、いきなり今のチーズを捨てる必要はありません。
物語の小人たちも、最初から確信があって動いたわけではない。少しずつ迷路を歩きながら、道を見つけていきました。
現実で言えば、まず情報収集から始めればいいんです。
- 自分の経歴でどんな求人があるのか知る
- 今の年収が市場でどのくらいなのか知る
- 他の会社の働き方を聞いてみる
これだけでも、視野は大きく変わります。そして知ったうえで「やっぱり今の会社がいい」と思うなら、それも立派な選択です。
動かない選択と、知ったうえで残る選択は、まったく違います。
情報収集だけでも使える
そのために一番手軽なのが、転職エージェントです。
「転職する気がないのに相談していいの?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。むしろ「まだ迷っている段階」の人こそ、話を聞く価値があります。
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チーズが消えるのを待つより、先に迷路を少し歩いてみる。その一歩として使ってみてください。
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