「思考は現実になる」なんて、正直ちょっと怪しいと思っていました。
でもこの本は”願えば叶う魔法”の本ではなく、自分の思考が人生をどう作っているかを体感させてくれる本でした。
「どうせ無理」
気づけば、そんな言葉を自分に言い続けていませんか?
パム・グラウト著『こうして、思考は現実になる』は、人生がうまくいかない理由を、9つの不思議な法則を通して教えてくれる本です。
読む前は「引き寄せ系の本かな」と思っていました。怪しいと思いながらも、手に取ってみたんです。
でも実際は違いました。むしろ「人間の脳や意識って、想像以上に人生へ影響しているんだな」と気づかされる本でした。
しかも難しい理論ではなく、著者自身が実際に試した内容が書かれているので、かなり読みやすい。読書が苦手な人でも入りやすい一冊です。
| 書名 | こうして、思考は現実になる |
| 著者 | パム・グラウト |
| 出版社 | サンマーク出版 |
| 特徴 | 9つの法則を実験形式で試していく構成 |
| こんな人におすすめ | ネガティブ思考が止まらない人/動きたいのに動けない人/自信が持てない人 |
この本の特徴は「実験形式」であること
先に、この本の一番の特徴を伝えておきます。
普通の自己啓発書は「こう考えなさい」と教えて終わりです。でもこの本は違います。
9つの法則それぞれに、実際に試すための「実験」が用意されているんです。しかも期限つきで。
つまり読者は、読むだけでなく実際に自分の生活で検証することになります。この構成が、他の引き寄せ系の本と決定的に違うところです。
「信じろ」ではなく「試してみて、自分で判断して」というスタンス。だから怪しさが少なく、読みやすいのだと思います。
ここからは、特に印象に残った法則を紹介します。
① 宇宙のエネルギーの法則|見たいものを決める
最初の法則で語られるのは、こういう考え方です。
何かを実現するには「今日見えるもの」ではなく「これから見たいもの」に意識を集中する。
ちょっと不思議に感じるかもしれません。
この本では「欲しいものに集中すると、欲しいものが形になって現れる」と語られています。
人は、自分で見ると決めたものしか目に入らない。
これはモノでもそうですが、「理想の姿」でも同じです。「悪いところ」ではなく「理想の姿」を探すようにすると、驚くほど見え方が変わります。
読んでいて「確かにそういうことあるかも」と思わされる場面が多かったです。
② フォルクスワーゲン・ジェッタの法則|意識したものが目につく
この法則は、かなり面白い部分です。
「この車が欲しい」と思った瞬間、その車が急に街中で目につくようになる——そんな経験、ありませんか?
これがフォルクスワーゲン・ジェッタの法則です。
人間の脳は「意識したもの」を勝手に探し始める構造になっています。
だから「自分はダメだ」ばかり考えていると、ダメな部分ばかりが見えるようになる。
逆に「少し変わりたい」と思い始めると、そのための情報や出会いに気づき始める。
ここは、かなり人生に関係していると思いました。
③ アインシュタインの法則|「偶然」は本当に偶然か
この章では、シンクロニシティ(意味のある偶然)について書かれています。
- 会いたいと思っていた人から急に連絡が来る
- 考えていた言葉を、別の場所で目にする
- 必要な情報が突然入ってくる
こういう経験、一度はあると思います。
ただの偶然と言えば、それまでかもしれません。
でもこの本では「意識を向けることで、現実とのつながり方が変わる」と語られています。
少し不思議ですが、読んでいると妙に納得してしまいました。
④ アブラカダブラの法則|言葉は自分への命令
ここが、この本の最重要ポイントだと思います。
あなたは毎日、自分にどんな言葉をかけていますか?
「疲れた」 「無理」 「どうせダメ」
その言葉を一番聞いているのは、実は自分自身なんですよね。
逆に、
「大丈夫」 「少しやってみよう」 「なんとかなるかも」
と言葉を変えるだけで、行動も少しずつ変わっていきます。
「でも」「だって」「どうせ」——そんな言葉ばかりを頭の中に流していないか、一度確認してみてほしいです。
この本は、言葉の力をかなり重視しています。
⑤ 人生相談の法則|答えは自分の中にある
人は悩むと「正解を教えてほしい」と思います。幼いころから、学校でそう教わってきましたから。
でもこの法則では、こう語られます。
本当は、自分で答えを知っている。自分が一番、答えを知っている。
だから大事なのは”誰かの正解”ではなく、「自分はどうしたいのか」を自分の心にちゃんと聞くこと。
かなり深い部分だと思いました。
⑥〜⑨の法則|共通しているのは「今あるものを見る」
後半では、
- ハートブレイクの法則
- 魔法のダイエットの法則
- 101匹わんちゃんの法則
- 魚とパンの法則
という、一見不思議な名前の法則が続きます。
でも読んでいくと、全部に共通していることがあります。
それは「不足ではなく、”今あるもの”を見る」という考え方です。
人はつい、足りない・できない・持っていない、に意識を向けてしまう生き物です。
でも「今すでにあるもの」に気づき始めると、人生の見え方が少し変わる。
この本は、それを教えてくれる本でした。
読書が苦手でも読みやすい
この本は、
- 難しい専門用語が少ない
- 実験形式で進む
- 1章ごとが短い
だからこそ、かなり読みやすいです。
特に、自信が持てない人・ネガティブ思考が止まらない人・人生を少し変えたい人には、心に残る一冊になると思います。
耳で聴くという選択肢も
この本は1章が短く、実験形式で進むので、実は耳で聴くのにも向いています。
通勤中や家事の合間に1章ずつ聴いて、その日の実験を試してみる。そんな使い方ができる本です。
「本を読む時間がない」「活字が苦手」という人は、Audibleで聴くのも一つの手だと思います。無料体験があるので、この本1冊を試してみるだけでもいいと思います。
まとめ
- この本は「願えば叶う」ではなく、実験して自分で確かめる本
- 人は意識したものしか見えない。だから「何を見るか」を決める
- 自分にかける言葉を、一番聞いているのは自分自身
- 答えは外にはなく、自分の中にある
- 不足ではなく「今あるもの」を見ると、世界の見え方が変わる
『こうして、思考は現実になる』は「願えば全部叶う」という本ではありません。
でも「自分が毎日どんな考え方をしているか」に気づかせてくれる本です。
そして人生は、そういう小さな思考グセで、少しずつ変わっていくのかもしれません。
もし今、
- 毎日なんとなく苦しい
- 自分に自信が持てない
- 行動したいのに動けない
- 少し人生を変えたい
そんな気持ちがあるなら、一度読んでみてほしいです。
読み終わったあと、”世界の見え方”が少し変わるかもしれません。
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