お金持ちって、難しい投資をしていると思っていました。
でも本当に大事だったのは、”増やす前に減らす”ことでした。
将来のお金、将来の自分。なんとなく不安ではありませんか?
物価は上がる。でも給料は急には増えない。かといって「何をすればいいのか分からない」という人も多いと思います。
厚切りジェイソン著『ジェイソン流 お金の増やし方』は、そんな”お金迷子”の20代にこそ読んでほしい一冊でした。
正直、この本を読むまで「投資って、お金がある人がやるもの」だと思っていました。
でも読んで考え方がかなり変わりました。
著者の厚切りジェイソンさんは、特別な裏ワザでお金持ちになったわけではありません。むしろ逆で、当たり前のことを、徹底的に続けた人だったんです。
| 書名 | ジェイソン流 お金の増やし方 |
| 著者 | 厚切りジェイソン |
| 出版社 | ぴあ |
| こんな人におすすめ | 投資が怖い人/貯金ができない人/何から始めればいいか分からない20代 |
「お金を増やしたいなら、まず節約」
普通、お金の本といえば、稼ぐ方法・副業・一発逆転みたいな話が多いイメージがあります。そういう本のほうが売れますからね。
でもジェイソンさんは違います。最初に言うのが「支出を減らせ」なんです。
- コンビニでの買い物を減らす
- 不要なサブスクを切る
- 格安SIMに変える
- 無駄な保険を見直す
かなり地味です。本当にそう思います。
でも読んでいて思いました。この方法で、実際にお金持ちになった人がいる。
そして特に本質的だと感じたのが、この考え方です。
1万円節約する=1万円稼ぐ
副業で1万円稼ぐのは、かなり大変です。本業で基本給を1万円増やすのに、何年かかるでしょうか。
でも固定費を見直せば、毎月1万円減らせることは意外とあります。
しかも節約には税金がかかりません。稼いだ1万円は税金で目減りしますが、減らした1万円はまるごと手元に残ります。
再現性が高く、かなり現実的な考え方でした。
「投資で勝つ」じゃなく、「市場に乗る」
この本で印象的だったのが、ここからです。
ジェイソンさんは、難しい投資をしていません。
個別株を毎日分析したり、チャートを見続けたりもしない。
やっているのは「全世界にまとめて投資する」という、かなりシンプルな方法です。
当時で言うVTI、今ならオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)に、毎月定額を積み立てていく。
つまり「世界経済そのものに乗る」イメージです。
これは、かなり希望のある話だと思いました。
なぜなら必要なのが”投資の才能”ではなく、積み立てし続けることだからです。
しかもこの本は「絶対儲かる!」みたいな危ないテンションではありません。「地味だけど、長期で見るとかなり強い」という現実的な話。そこが逆に信頼できました。
「好きなことにお金を使うため」に節約する
ここが個人的に一番好きな考え方でした。
節約と聞くと、我慢・ケチ・楽しくない、そんなイメージがありますよね。
でもジェイソンさんの考え方は違います。
無駄を減らして、本当に好きなことに使う。
今の時代、気づかないうちにSNS・見栄・なんとなくの買い物でお金が消えていく人が多いです。
でも本当に豊かな人は「自分に必要なもの」をちゃんと分かっている。だから満足感の高い支出ができるんです。
これはお金に限らず、人生にも通じる話だと思いました。
「もっと稼がなきゃ」が、逆に苦しくなることもある
副業しろ、稼げ、行動しろ——そんな情報が、いつでも入ってくる時代です。
もちろん、それも大事な考え方の一つです。
でも読んでいて思ったのは、お金の不安は”収入不足”だけが原因ではないということでした。
どれだけ稼いでも、使い方が変わらなければ不安は消えません。
逆に「生活コストを下げる力」がある人は、かなり強い。少ないお金でも生きられるということは、それだけ自由に選択できるということだからです。
この本は、ただお金を増やす方法ではなく「お金に振り回されにくい人生」を歩む方法を教えてくれる本なんだと思います。
読書しない人でもかなり読みやすい
この本は、
- 難しい投資用語が少ない
- 会話っぽい文体
- シンプルで実践しやすい
なので、かなり読みやすいです。金融系の本の中では、相当な初心者向けだと思います。
特に、将来が不安・投資が怖い・貯金できない・何から始めればいいか分からない、そんな20代には勉強になる一冊です。
この本の方法を、実際にやってみる
ここからが本題です。
『ジェイソン流 お金の増やし方』のすごいところは、やることが明確で、誰でも真似できることです。
やることは、たった3つ。
- 支出を減らす
- 浮いたお金を全世界株式に積み立てる
- あとは続けるだけ
この本を読んで「なるほど」で終わらせるのは、正直もったいないです。
なぜなら、この本の方法は今日から実際に始められるからです。
ステップ1:支出を減らす(一番効くのはスマホ代)
まず固定費です。ジェイソンさんも格安SIMへの変更を挙げています。
固定費の中でスマホ代が一番手をつけやすい理由は、シンプルだからです。家賃は引っ越しが必要、保険は知識がいる。でもスマホは、乗り換えるだけで毎月の支出が下がります。
月5,000円下がれば、年間6万円。それが毎年続きます。
私が使っているのは楽天モバイルです。通信費が下がるうえ、楽天ポイントも貯まります。
ステップ2:証券口座を作る
浮いたお金を積み立てるには、証券口座が必要です。
ここでつまずく人がかなり多いのですが、実は口座開設はスマホだけで完結します。本人確認もアプリでできるので、昔よりハードルは圧倒的に下がっています。
私がすすめるのは楽天証券です。理由は3つあります。
1. ジェイソンさんの手法をそのまま実行できる 本書で推奨されている全世界株式(eMAXIS Slim 全世界株式=オルカン)を、そのまま毎月自動で積み立てられます。一度設定すれば、あとは何もしなくてOKです。
2. 楽天カード決済でポイントが貯まる 積み立てを楽天カード払いにするだけでポイントが付きます。同じ金額を投資しているのに、実質的なリターンが上乗せされる形です。
3. 100円から始められる 「まとまったお金がないと無理」ということはありません。まず100円から試して、慣れてきたら増やせばいい。
口座開設は無料です。「まだ投資するお金がない」という段階でも、口座だけ先に作っておけば、いざというときすぐ動けます。
ステップ3:楽天カードでポイントを取りこぼさない
積み立てを楽天カード決済にすると、投資しながらポイントが貯まります。年会費は永年無料なので、持っておいて損はありません。
さらに楽天モバイルと合わせれば、通信費を下げながらポイント還元も上がる。この本の言う「無駄を減らして、必要なものに使う」を、仕組みとして作れます。
まとめ
- お金を増やす第一歩は「支出を減らす」こと
- 1万円節約する=1万円稼ぐ。しかも節約には税金がかからない
- 投資は「勝つ」ものではなく「市場に乗る」もの
- 必要なのは才能ではなく、積み立てを続けること
- 節約は我慢ではなく、好きなことにお金を使うための手段
『ジェイソン流 お金の増やし方』は「一瞬でお金持ちになる本」ではありません。そもそも、そんな方法は存在しません。
でも「お金に困りにくい人生」を、かなり現実的に教えてくれる本です。
読んでいて何より感じたのは、特別な才能がなくても、ちゃんとお金は増やせるという安心感でした。
もし今、将来がなんとなく不安・投資が怖い・何から始めればいいか分からない、そんな気持ちがあるなら、一度読んでみてほしいです。
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