お金持ちって、もっとギラギラしていると思っていました。
でも本当に豊かな人は、”早く帰って、大切な人とご飯を食べる人”だった。
毎日ちゃんと頑張っている。仕事もしているし、将来のことも考えている。なのに、なぜかずっと疲れている。
嶋村吉洋著『となりの億万長者が17時になったらやっていること』は、そんな人の心にかなり刺さる本でした。
正直、僕はずっと「成功する人=ずっと働いている人」だと思っていました。
朝から晩まで働いて、寝る時間を削って、常に忙しくしている人が”すごい人”なんだと。
SNSを見ても、忙しいアピール、成功者の豪華な生活、「努力こそ正義」みたいな空気。だから気づかないうちに「もっと頑張らなきゃ」「まだ足りない」と自分を追い込んでしまう。
でもこの本は、その考え方を静かに変えてくれます。
| 書名 | となりの億万長者が17時になったらやっていること |
| 著者 | 嶋村吉洋 |
| 出版社 | PHP研究所 |
| こんな人におすすめ | 頑張っているのに満たされない人/忙しさに疲れている人/本当の豊かさを考えたい人 |
本当に豊かな人は、「自由な時間」を持っていた
この本を読んで1番驚いたのが、ここでした。
タイトルにもある通り、億万長者たちは17時になったら帰る。
もちろん全員ではありません。でも本当に豊かな人ほど「時間」をめちゃくちゃ大切にしています。
なぜなら、お金は増やせても、時間だけは戻ってこないから。
シンプルですが、かなり深い言葉だと思いました。
- 子どもとご飯を食べる時間
- パートナーと笑う時間
- 好きな本を読む時間
- 何もしない時間
こういう”人生そのもの”みたいな時間を、本当に大切にしている。
逆に多くの人は、幸せになるために働いているのに、働きすぎて幸せを感じる時間を失っています。
この本は、その矛盾を静かに教えてくれます。
「お金持ち=派手」は、ほとんど幻想だった
多くの人は「お金持ち」と聞くと、高級車・ブランド・タワマン・豪華な生活を想像すると思います。
でもこの本に出てくる億万長者たちは、驚くくらい普通の人たちです。
派手に見せびらかさないし、無駄なお金も使わない。
なぜか。
「人にどう見られるか」より「自分がどう生きたいか」を大切にしているからです。
今はSNSの時代なので、他人と比べるだけで疲れてしまいます。「もっといい家に住みたい」「もっと稼がなきゃ」「周りより上に行かなきゃ」と。
でも本当に豊かな人は、その”競争”から少し降りている。だから心に余裕があるんです。
これって、実はすごく幸せなことなんじゃないかと思いました。
「収入を増やす」より大切なこと
この本は「もっと稼げ」という本ではありません。
むしろ逆で、お金を使わなくても幸せを感じられる人は強い、という考え方が何度も出てきます。
- 見栄のための買い物を減らす
- 本当に必要なものを知る
- 無理な付き合いを減らす
こういう小さなこと。でも実際、人生をラクにするのはこういう部分だったりします。
物価が上がり、将来が不安で、SNSで比べてしまう時代だからこそ、「何を増やすか」より「何を減らすか」の方が大事なのかもしれません。
なぜ彼らは17時に帰れるのか
ここで一つ、考えたいことがあります。
億万長者が17時に帰れるのは、たまたま時間に余裕があるからではありません。
自分が働かなくても、お金が働いてくれる仕組みを持っているからです。
労働収入だけに頼っていると、時間はどうしても切り売りになります。稼ぎたければ働く時間を増やすしかない。だから帰れない。
でも、資産が生む収入があれば、働く時間と収入が切り離されます。その差が「17時に帰れるかどうか」に表れているんです。
つまりこの本が教えてくれる”豊かさ”には、前提があります。
時間を大切にできる状態は、お金の仕組みがあってこそ作れる。
もし「自分もいつか、時間に追われない生き方をしたい」と思ったなら、そのための土台づくりについては、こちらの記事にまとめています。
▶【お金の大学 要約】給料は増えないのに物価だけ上がる時代に、”お金に困らない人”がやっていること
▶投資を始めたい人が最初に読むべき一冊|株価の正体と「貯蓄だけでは損する」理由
この本は、「人生の速度」を少し落としてくれる
読んでいて何度も感じたことがあります。
「こんなに急いで生きなくてもいいのかもしれない」
今の時代は本当に速い。情報も多いし、比較も多いし、焦らされることも多い。
だから気づかないうちに「ちゃんと生きる」より「置いていかれない」ことばかり考えてしまう。
でもこの本は、”豊かさ”って本来もっと静かなものなんだと教えてくれます。
- 心に余裕がある
- 好きな人と過ごせる
- 明日の不安が少ない
- 自分の時間を持てる
そういう人生。派手ではありません。でも読んでいて「こういう人生、いいな」と素直に思えました。
読書が苦手な人でもかなり読みやすい
この本の良いところは、難しい経済書のように専門用語だらけ・数字ばかり・難しい理論、ではないところです。
しかも「今の自分に関係ある」と思える話が多いので、自然と読み進められます。
- お金の本が苦手
- 読書をしない
- 自己啓発っぽい本が苦手
そんな人でも入りやすい一冊だと思います。
まとめ
- 本当に豊かな人は、お金より「時間」を大切にしている
- お金持ち=派手は幻想。競争から降りているから心に余裕がある
- 「何を増やすか」より「何を減らすか」
- 17時に帰れるのは、お金が働く仕組みを持っているから
- 豊かさとは、静かで、当たり前の日常の中にある
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』は「お金持ちになる方法」を教える本ではありません。
でも「どう生きたら、ちゃんと幸せを感じられるのか」を丁寧に考えさせてくれる本です。
もし今、
- 毎日なんとなく疲れている
- 頑張っているのに満たされない
- 将来が少し不安
- 人生を見直したい
そんな気持ちがあるなら、一度読んでみてほしいです。
読み終わったあと、”豊かさ”の意味が少し変わるかもしれません。
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