営業ができる人は、最初から話が上手い人だと思っていました。
でも実際は、”誰よりも失敗した人”でした。
営業って、正直しんどいですよね。
断られる。数字に追われる。自信もなくなる。
だから気づけば「営業、向いてないかも」と思い始める。そんな経験、ありませんか。
でも金沢景敏著『「あなたから買いたい」と言われる 超★営業思考』を読んだとき、自分の中の”営業のイメージ”がかなり変わりました。
なぜならこの本は「営業は才能じゃない」と、かなり泥臭く教えてくれるからです。
正直、僕も昔は「営業ができる人=コミュ力お化け」だと思っていました。才能とセンスが全て。初対面でも話せて、切り返しも上手くて、数字も取れる人。
一方で自分は、緊張するし、話は噛むし、断られると引きずるタイプでした。
でもこの本を読んで、考え方が変わりました。
営業が強い人ほど、”失敗量”が異常だったからです。
この記事では、
- なぜ営業は才能ではないのか
- 売れる人と売れない人の決定的な差
- 「営業に向いてない」と感じたときにどうすべきか
を、営業会社2社を経験した立場から書いていきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 「あなたから買いたい」と言われる 超★営業思考 |
| 著者 | 金沢景敏 |
| 出版社 | ダイヤモンド社 |
| こんな人におすすめ | 営業がしんどい人/数字が伸び悩んでいる人/営業に向いていないと感じている人 |
「量」をこなした人だけが、本当の営業を知る
この本でかなり印象に残ったのが、この考え方です。
量が、最速でテクニックを生む。
今は営業トーク、クロージング術、心理テクニック——そういう情報が大量にあります。
でも結局、現場で数をこなした人には勝てない。
これはかなりリアルでした。
営業は、お客さんの反応も、空気感も、タイミングも、声のトーンも、毎回まったく違います。
つまり”実戦”でしか分からないことが多すぎるんです。
だから本当に強い営業マンは、最初から上手かった人ではありません。断られて、ミスして、恥をかいて、それでも動き続けた人です。
実際、営業会社を2社経験してきましたが、トップセールスやお客様から選ばれる営業マンほど、断られた回数が尋常じゃなかったです。
ここは読んでいて、少し救われた気持ちになりました。
非効率を経験した人ほど、営業が強くなる
ここはかなり意外でした。
普通は「効率良くやれ」と言われます。タイパという言葉も流行っていますよね。
でもこの本は「非効率を経験しろ」に近いことを書いています。
なぜなら、遠回りした人ほど「何がダメなのか」を理解できるからです。
- 押し売りして嫌がられる
- 喋りすぎる
- 相手の話を聞かない
- 数字だけを追う
営業を始めた頃は、結構やりがちです。
でもそういう失敗を繰り返して「このやり方では人は動かない」と学んでいく。
つまり、失敗が営業力を育てるんですよね。
これは営業だけでなく、人生にも同じことが言えると思いました。
失敗したくないから動かない。でも実際は「失敗を避けた人」より「失敗から学んだ人」の方が強い。人としての魅力も、そこから生まれます。
営業で1番危険なのは、失敗から逃げること
この本はかなり厳しいです。でもだからこそ心に響きます。
特に印象的だったのが「失敗の真因を突き止めろ」という部分。
営業は、断られると辛い。だから人は、
- 客が悪かった
- タイミングが悪かった
- 景気が悪い
と、他責で考えたくなります。僕もそういう時がありました。
でも本当に成長する人は「なぜダメだったのか」から逃げません。
話しすぎたのか。信頼が足りなかったのか。提案がズレていたのか。ヒアリング不足だったのか。
そこを見つめる。
これはかなり苦しい作業です。考えれば考えるほど後悔しますから。
でも、そこから逃げた瞬間に成長も止まります。
営業は、商品を売る仕事というより”自分と向き合う仕事”なんだと思いました。
「自分がされて嫌な営業」をするな
ここもかなり本質だと思いました。
営業をやっていると、数字のプレッシャーで気づかないうちに苦しくなります。
すると、強引になる。焦る。売ることばかり考える。顔が怖くなる。
でもこの本は「自分がされて嫌なことをするな」と何度も繰り返します。
シンプルですが、かなり大事なことです。
- 話を聞かない営業
- 圧が強い営業
- 不安を煽る営業
自分が客の立場なら嫌ですよね。両親や親友の担当がこんな人だったら「変えてもらったほうがいい」とアドバイスするはずです。
でも数字に追われると、やってしまう。
だから本当に強い営業マンは「売る」より「相手を理解する」ことを何より大事にしています。
営業は人を騙す仕事ではなく、”人の悩みを解決する仕事”なんだと改めて感じました。
営業は、実はかなり”人生が変わる仕事”
営業は、正直キツいです。
でもその分「人として鍛えられる量」がかなり多い。
メンタル、会話力、行動力、改善力、人間理解——全部使います。
だから営業経験がある人は、どこに行っても強い。
しかも今の時代、AIや自動化が進んでも「人を理解する力」の価値は残ります。
もし今、営業が怖い・向いていない気がする・一歩踏み出せない、そんな気持ちがあるなら、最初から完璧じゃなくていい。
むしろ泥臭く失敗した人の方が、最後は強くなる。
この本は、それをかなりリアルに教えてくれる一冊でした。
「営業に向いていない」と感じたら、確認してほしいこと
ここからが、この記事で一番伝えたいことです。
この本を読んで「もっと頑張ろう」と思えたなら、それが一番いい。
でも同時に、伝えておきたいことがあります。
「営業が向いていない」のではなく「今の営業スタイルが合っていない」だけのケースが、かなり多いということです。
同じ営業でも、まったく別の仕事になる
私は自動車ディーラーの営業から、不動産賃貸仲介の営業に転職しました。
どちらも楽しかったのですが、やっていることはまったく違いました。
- ディーラー:自分で見込み客を作り出す新規開拓型
- 不動産賃貸:来店したお客様に対応する反響型
新規開拓では、断られてからが勝負です。行動量と粘り強さが評価される。
一方、反響営業では、すでに動機を持って来店したお客様の要望を的確に汲み取る力が求められます。
つまり、評価される能力そのものが違うんです。
営業の形態は他にもあります。
| 営業スタイル | 特徴 |
|---|---|
| 新規開拓 | 自分で見込み客を作る。行動量が武器になる |
| 反響営業 | 問い合わせや来店に対応。ヒアリング力が武器になる |
| ルート営業 | 既存顧客をまわる。関係構築力が武器になる |
| 法人・提案営業 | 課題解決型。論理的な提案力が武器になる |
この本が教えてくれる「失敗と向き合う姿勢」は、どのスタイルでも通用します。
でも、その努力が最大限に活きるかどうかは、環境次第です。
転職前に「営業スタイル」を確認してほしい
もしあなたが今しんどいなら、一度考えてみてください。
しんどいのは営業という仕事そのものなのか。それとも、今のスタイルが自分に合っていないだけなのか。
ここを見極めずに「営業は向いてない」と辞めてしまうのは、正直もったいないと思います。
とはいえ、求人票を見ても「その会社がどんな営業スタイルなのか」までは書かれていないことがほとんどです。
そこで頼りになるのが、営業職に特化した転職エージェントです。
エージェント経由なら、面接前に企業の営業スタイルや働き方を確認してもらえます。何百人もの営業職のキャリアを見てきた分、「あなたにはこのタイプが合いそう」という視点ももらえます。
イノセル株式会社は、20代の営業職転職に特化したエージェントです。営業という仕事にこだわってキャリアを作りたい人に向いています。
転職するかどうかは、話を聞いてから決めればいい。相談は無料なので、まず自分に合う営業の形を知るところから始めてみてください。
まとめ
- 営業が強い人は、最初から上手かった人ではなく「失敗量が多い人」
- 量をこなすことが、最速でテクニックを生む
- 一番危険なのは、失敗の原因から目を逸らすこと
- 「自分がされて嫌な営業」をしない人が、最後に選ばれる
- しんどいのは「営業」ではなく「今の営業スタイル」かもしれない
『超営業思考』は「簡単に売れる営業テクニック本」ではありません。
でも「営業で成長する人の考え方」を、かなりリアルに教えてくれる本です。
読んで何より感じたのは、営業は人間力の仕事なんだということでした。
もし今、営業がしんどい・自信がない・転職を考えている・営業に挑戦したい、そんな気持ちがあるなら、一度読んでみてほしいです。
読み終わったあと、”営業という仕事への見え方”が少し変わるかもしれません。
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