真面目に働いている。毎月ちゃんと貯金もしている。
それなのに、なぜか将来が不安。
その不安、”気のせい”ではありません。
僕は不動産賃貸仲介の営業として働いています。仕事柄、本当にいろんな方のお金の状況を見ます。
- 年収は高いのに貯金がなく、初期費用に困る人
- ボーナスでやっと年間の収支が合う人
- 「将来が不安」が口癖になっている人
逆に、お金に余裕がある人には共通点がありました。
それが「お金に働いてもらっている」ということです。
山崎元・大橋弘祐著『超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』は、その”お金の超基本”を、投資初心者でも理解できるレベルで教えてくれる本でした。
正直、読み終えて「学校でこれを教えるべきだろ」と思いました。
この記事では、
- なぜ貯金だけでは危ないのか
- 初心者が最初に選ぶべき投資は何か
- 銀行窓口で投資商品を買ってはいけない理由
を、実際に楽天証券で積み立てをしている立場から書いていきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! |
| 著者 | 山崎元・大橋弘祐 |
| 出版社 | 文響社 |
| 形式 | 対話形式(経済オンチの著者が専門家に質問していく) |
| こんな人におすすめ | 投資が怖い人/何から始めればいいか分からない人/お金の本を読んだことがない人 |
今の時代、「貯金だけ」はかなり危ない
この本を読んで1番感じたのは、何もしないことが実は1番リスクということでした。
昔は「とにかく貯金」「真面目に働く」「銀行に預ける」で何とかなりました。
でも今は違います。
物価上昇、増える税金、上がらない給料、年金不安。
つまり、現金を置いておくだけでお金の価値が減っていく時代なんです。
昔100円で買えたものが、今は120円、150円になっている。
これは”何もしていないのに、お金が減っている”のとほぼ同じです。
僕も昔は「投資はお金持ちがやるもの」と思っていました。
でも実際は逆でした。普通の会社員こそ、お金の勉強が必要なんです。
初心者ほど「投資信託の積立」から始めるべき
投資と聞くと、難しそう・損しそう・知識が必要そう、と思いますよね。
僕も最初はそうでした。実は楽天証券の口座開設を途中まで進めて、意味が分からなすぎて閉じたことがあります。
でもこの本は「初心者は難しいことをしなくていい」とはっきり書いています。
結論はシンプルで、投資初心者は投資信託の積立から始めればいい。
投資信託とは、簡単に言えば「プロに運用を任せながら、いろんな会社に分散投資できる仕組み」です。
- 1社に全額を賭けない
- 世界中に分散できる
- 毎月自動で積み立てられる
初心者とかなり相性がいい。
そしてこの記事を書いている僕自身も、今は楽天証券で毎月、投資信託を積み立てています。
最初は正直怖かったです。「もし減ったらどうしよう」とかなり思いました。
でも逆に、何もしないまま年齢だけ重ねる方が怖いと感じました。
銀行窓口では、投資商品を買わない方がいい
ここがこの本で最も衝撃的だった部分です。
本書では「銀行窓口には近づくな」とはっきり書かれています。
最初に読んだときは驚きました。でも理由を知ると納得します。
銀行窓口ですすめられる商品は、「あなたに最適な商品」ではなく**「銀行側が売りたい商品」**であることが多いからです。
- 手数料が高い
- 内容が複雑
- 初心者には分かりづらい
そういう商品も少なくありません。
しかも初心者ほど「銀行だから安心」と思ってしまう。
でも投資でかなり重要なのが手数料です。長期投資では、わずか数%の違いが将来的に大きな差になります。
営業の仕事をしている立場から言うと、これはよく分かる話です。
どんな業界でも、売り手には「売りたい商品」があります。それが悪いわけではありません。でも買う側が何も知らないまま「プロがすすめるなら」と決めてしまうのは危険です。
これは不動産でもまったく同じです。だからこそ、自分で判断できる知識を持っておくことが大事なんだと思います。
僕自身も銀行ではなく、楽天証券を使っています。スマホだけで口座開設ができて、初心者向けの情報も多い。
正直、もっと早く作ればよかったと思いました。
「もっと勉強してから」は、一生始まらない
投資は「ちゃんと理解してから始めたい」と思いがちです。
でもこの本を読んで感じたのは、完璧を待っていたら一生始まらないということでした。
もちろん勉強は大事です。でも実際は”小さく始めながら学ぶ”方が、圧倒的に理解できます。
僕自身、投資を始めてから初めて、
- ニュースを見る視点
- 円安への感覚
- 物価上昇の怖さ
がリアルに分かるようになりました。
何も持っていなかった頃は「なんか最近高いな」で終わっていたんです。
この差は、かなり大きいと思います。
月1万円から。始め方の手順
この本を読んで「やってみよう」と思ったなら、手順はシンプルです。
ステップ1:楽天証券の口座を作る
まずここです。口座がなければ何も始まりません。
私が楽天証券をすすめる理由は3つあります。
1. スマホだけで完結する 口座開設も本人確認もアプリでできます。かつて途中で挫折した僕でも、今は問題なく使えています。
2. NISA口座も同時に申し込める 投資の利益には通常、約20%の税金がかかります。でもNISA口座ならこれがゼロ。同じ商品を同じ期間持つだけで、手取りが変わります。
3. 月100円から積み立てられる 「月1万円もキツい」という人でも大丈夫です。金額より、まず始めることに意味があります。
ステップ2:楽天カードで積み立て設定をする
積み立てを楽天カード決済にすると、投資しながらポイントが貯まります。年会費は永年無料です。
同じ金額を積み立てているのに、ポイント分だけお得になる。長く続けるほど効いてきます。
ステップ3:積み立ての原資は固定費から作る
「月1万円が出せない」という場合は、支出を見直します。
一番効くのが固定費、なかでもスマホ代です。月5,000円下がれば、それだけで原資の半分。しかも一度変えれば効果はずっと続きます。
まとめ
- 現金だけを持っていると、物価上昇で実質的に目減りする
- 初心者は「投資信託の積立」から始めればいい
- 銀行窓口の商品は「売りたい商品」であることが多い。手数料に注意
- 完璧を待つより、小さく始めながら学ぶ方が理解が早い
- 月1万円は、固定費の見直しで十分作れる
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』は、難しい投資本ではありません。
むしろ「投資が怖い」「何から始めればいいか分からない」という人のための、最初の一冊です。
読んで感じたのは、お金の勉強は「人生を守る知識」だということでした。
今はまだ20代でも、何もしなければあっという間に30代、40代になります。
でも逆に、今日から月1万円積み立てるだけで、未来はかなり変わるかもしれない。
大事なのは「知って終わり」ではなく「始めること」です。
最初の一歩は怖いです。でもその一歩が、数十年後にかなり大きな差になると思います。
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