毎日ちゃんと働いている。なのに、なぜか成長している感覚がない。
越川慎司著『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』は、”仕事ができる人の正体”をかなり現実的に暴いてくる本でした。
20代後半になると、仕事や将来について考えることが増えてきますよね。
このまま今の会社で大丈夫なのかな。ちゃんと市場価値がついているのかな。もっとできる人になりたいのに、何を変えればいいか分からない。
そんな”仕事の迷子”に向けて書かれた本です。
正直、読む前は「仕事ができる人って、相当頭がいい人なんだろうな」と思っていました。
でも実際は少し違いました。
この本で分析されているトップ5%社員は、”特別な才能”というより「考え方」と「行動量」が圧倒的に違ったんです。
しかもその特徴を、AIを使って大量に分析している。だから精神論ではありません。
読んでいて「あ、仕事ができる人ってこういうことか」と何度も思わされます。そして職場の優秀な”あの人”を思い浮かべることになると思います。
| 書名 | AI分析でわかった トップ5%社員の習慣 |
| 著者 | 越川慎司 |
| 出版社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 特徴 | AIによる大量データ分析。精神論ではない |
| こんな人におすすめ | 成長している実感がない人/もっと仕事ができる人になりたい20代 |
トップ5%社員は、「まず動く」
この本で1番印象的だったのが、ここです。
トップ5%社員は、行動速度が異常に速い。そして行動量もかなり多い。
普通の人が、考えて、悩んで、完璧を待っている間に、彼らは「とりあえず試している」。走り出してから、動きながら考える。
面白いのは、その分だけ失敗も多いということです。
つまり「失敗しない人」ではなく、「大量に試して、大量に修正している人」なんですよね。
ここ、かなり勇気をもらえませんか。
今の時代は”失敗しないこと”がすごく求められます。でも実際、動かなければ何も変わらない。合っているのか間違っているのかすら分かりません。
この本は「まず小さく動く人」が優秀になっていくと教えてくれます。
「その仕事、何のためにやってる?」
ここがかなり重要なポイントです。
トップ5%社員は、仕事中にことあるごとに「この作業って何のためにやってるんだろう?」と考えています。
つまり、目的を見失わないようにしている。
逆に普通の人ほど「作業すること」が目的になってしまう。職場に思い当たる人、一人はいませんか。
たとえば、
- 会議資料を作る
- メールを返す
- 報告する
でも本当に大事なのは、
- 会議で納得してもらう
- メールで進捗を正確に伝える
- 相手が判断できる形で報告する
つまり「その仕事で何を達成したいのか」なんですよね。
ここは読んでいてグサグサ刺さります。
忙しく働いていると「頑張ってる感」だけが増えて、成果に繋がっていないことって結構あります。この本はそこをかなり鋭く突いてきます。
「手段」が目的になった瞬間、人は止まる
読んでいて感じたのは、目的が曖昧な人ほど迷いやすいということでした。
たとえば、
- 転職したい
- スキルアップしたい
- 年収を上げたい
でも「なんのために?」が抜けていると、結局ブレます。
トップ5%社員は「自分は何を目指しているのか」というゴールをかなり明確にしている。
だから、学ぶことにも、動くことにも、挑戦することにも迷いが少ない。
これは仕事だけでなく、人生全体に言えることだと思いました。
読書しない人でもかなり読みやすい
この本は、
- 実例が多い
- AI分析の結果が単純に面白い
- 難しい言葉が少ない
- 仕事にすぐ活かせる
ので、かなり読みやすいです。
特に、仕事ができる人になりたい・今の働き方に不安がある・成長している感覚がない、そんな20代には勉強になると思います。
この本を読んで、一番考えさせられたこと
ここからが、この記事で一番書きたかったことです。
本書を読み終えて、一つの疑問が残りました。
トップ5%社員の習慣を真似すれば、誰でもトップ5%になれるのか。
正直に言うと、それだけでは足りないと思っています。
理由は、この本の核心が「目的思考」だからです。
トップ5%社員は「この作業は何のためにやっているのか」を常に考えている。では、その問いを自分のキャリアに向けたとき、どうなるでしょうか。
今の会社で働いているのは、何のためか。
この問いに答えられないまま、行動量だけを増やしても、それは本書の言う「手段が目的になった状態」そのものです。
環境が違えば、同じ努力の価値も変わる
私は自動車ディーラーの営業から、不動産賃貸仲介の営業に転職しました。
転職して痛感したのは、同じ「営業」でも、評価される能力がまったく違うということです。
ディーラーでは、自分で見込み客を作り出す力が評価されました。不動産賃貸では、来店したお客様の要望を的確に汲み取る力が求められます。
つまり、自分の強みが評価される場所とそうでない場所があるということです。
トップ5%社員の習慣を身につけても、その努力が正当に評価されない環境にいたら、成果は出にくい。逆に、自分の特性が活きる環境なら、同じ努力が何倍にもなります。
だからこそ「今の自分の評価」を知っておく
本書が教えてくれるのは「目的から逆算して動け」ということでした。
キャリアで言えば、まず自分が今どう評価されているのかを知ることが出発点になります。
- 自分の経歴は、他社ではどう評価されるのか
- 同年代の年収相場はどのくらいか
- 自分の強みは、どんな環境で活きるのか
これを知らないまま「もっと頑張ろう」と走り続けるのは、目的地を決めずに走るのと同じです。
20代で「営業としてもっと成長したい」と考えているなら、営業職特化の転職エージェントに聞いてみるのが一番早いと思います。
イノセル株式会社は20代の営業職転職に特化したエージェントです。営業という仕事にこだわってキャリアを作りたい人に向いています。
転職するかどうかは、聞いてから決めればいい。相談は無料なので、まず自分の市場価値を知るところから始めてみてください。
まとめ
- トップ5%社員は、失敗しない人ではなく「大量に試して修正する人」
- 常に「この仕事は何のためか」を考え、目的を見失わない
- 手段が目的になった瞬間、人は止まる
- その視点をキャリアに向けると「今の会社で働く目的は何か」になる
- 同じ努力でも、環境が違えば価値が変わる
『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』は「最強のビジネスマンになる方法」を教える本ではありません。
でも「伸びる人は何を考えているのか」を、かなりリアルに教えてくれる本です。
読んで何より感じたのは、才能より”動ける人”の方が強いということでした。
もし今、今の会社でいいのか不安・自分に市場価値があるのか気になる・成長したいのに動けない、そんな気持ちがあるなら、一度読んでみてほしいです。
読み終わったあと、”働き方への見え方”が少し変わるかもしれません。
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