お金持ちは、派手な人たちだと思っていました。
でも本当に賢い人ほど、静かにお金を増やしていた。
20代になると、急にお金の不安が現実味を帯びてきます。貯金、投資、老後、物価高——。
でも日本の義務教育では、”お金との向き合い方”をほとんど教えてくれません。
石角完爾著『必ずお金が貯まる ユダヤ蓄財術「タルムード」金言集』は、そんな自分に「お金を増やす前に、まず考え方を変えなさい」と教えてくれた本でした。
この本で語られているのは「お金を持つ人」ではなく、「お金に振り回されない人」の考え方です。
面白いのは、ただの節約術や投資本ではなく、寓話(ぐうわ)の形で進んでいくところ。
世界中のお金持ちの中で大きな割合を占めるのがユダヤ人です。そのユダヤ人に語り継がれてきた教えが”タルムード”。本書はそのタルムードの寓話を交えながら、お金との向き合い方を教えてくれます。
だから読書が苦手な人でも、かなり読みやすい一冊です。
| 書名 | 必ずお金が貯まる ユダヤ蓄財術「タルムード」金言集 |
| 著者 | 石角完爾 |
| 出版社 | 小学館 |
| 形式 | 寓話(短い物語)形式 |
| こんな人におすすめ | お金の不安がある人/投資が怖い人/お金の考え方から学びたい人 |
「すずめと金冠」——お金は、見せびらかすものじゃない
この本で特に印象に残ったのが、この寓話です。
簡単に言うと、自分を大きく見せようとした結果、逆に不幸になるという話。
これは今のSNS時代に、特に当てはまると思いました。
ブランド、高級車、キラキラした生活。どのSNSを見ても、そういう投稿が流れてきます。
でも本当に賢い人は「お金を見せる」より「お金を守る」ことを大切にしています。
読んでいて思いました。
確かに、本当に余裕がある人ほど静かだな。
お金は”他人にすごいと思われるため”に使い始めた瞬間、一気に苦しくなるんですよね。
「ノーペイン・ノーゲイン」——痛みなくして成果なし
この本には「楽して稼げる」みたいな話は一切出てきません。
正直、その事実に安心できるようになっただけでも、金融リテラシーが上がった証拠だと思います。
作中に出てくるのが、この考え方です。
痛みなくして成果なし。
多くの人は「報酬がもらえるから仕事を受ける」「見返りがあるから手伝う」と考えます。
でもお金が集まる人の考え方は違いました。
見返りを気にせず、先に犠牲を払う。だからこそ、結果的に見返りが返ってくる。
自分の人生を振り返っても、見返りを考えずに行動した結果、想像以上にうまくいったことや「そこまでしてもらわなくても…」と言われるようなことって、結構あります。
友達関係や恋愛では特にそうですよね。
だからこれは、お金だけでなく人生全体に言えることなんだと思いました。
現代では、「情報」が1番の資産
この本で最も濃く書かれているのが、ここです。
「知っている人」と「知らない人」の差が、大きすぎる。
たとえば、
- 投資の知識
- 税金の仕組み
- 固定費の削減方法
- NISA
こういうことは、知らないだけでかなり損をします。
逆に言えば、情報を持っている人は、それだけで有利になっている。
昔は土地や物が資産でした。でも今の時代は**”知識”や”情報”こそ最大の資産**なんだと思います。
そう考えると、読書はかなりコスパがいい。数千円で、何十年分もの知識と、多くの天才の思考を学べるわけですから。
「収入が高い人」より、「お金を残せる人」が強い
今は「稼げ」「副業しろ」「フリーランスになれ」という空気が強い時代です。
もちろん稼ぐ力も大事です。
でもこの本を読むと分かります。お金を守れない人は、ずっと不安なままだということが。
どれだけ収入が高くても、見栄・浪費・無計画にお金を使っていれば苦しいままです。
逆に「お金を管理できる人」は、少しずつ人生が安定していきます。
この本は”お金持ちになる方法”ではなく、**「お金に支配されない考え方」**を教えてくれる本でした。
読書しない人でもかなり読みやすい
この本は、
- 一つひとつの話が短い
- 物語(寓話)形式
- 難しい専門用語が少ない
ので、かなり読みやすいです。
特に、お金の本が苦手・投資が怖い・将来が不安・何から始めればいいか分からない、そんな20代にはおすすめの一冊です。
「知識が資産」なら、次にやるべきこと
ここからが、この記事で一番伝えたいことです。
この本の核心は「情報が最大の資産」であり、知らないだけで損をしているということでした。
では、具体的に何を知らないと損をしているのか。
一番大きいのは、正直に言って税金です。
知らないと、年間数万円損している話
投資で得た利益には、通常およそ20%の税金がかかります。
10万円の利益が出ても、手元に残るのは約8万円。2万円は税金として持っていかれます。
でもNISA口座を使えば、この税金がゼロになります。
同じ商品を、同じ金額だけ、同じ期間持っていても、口座が違うだけで手取りが変わる。これはまさに、この本が言う「知っている人と知らない人の差」そのものです。
しかも制度としては誰でも使えます。使っていないのは、単に「知らない」か「まだ口座を作っていない」だけ。
年間で数万円、生涯で見れば数百万円の差になり得ます。
知識を「資産」に変えるには、口座がいる
本を読んで知識を得ても、口座がなければ何も始まりません。
逆に言えば、口座を作った瞬間から、その知識が実際にお金を生み始めます。
私がすすめるのは楽天証券です。理由は3つあります。
1. NISA口座もまとめて開設できる
通常の口座とNISA口座を同時に申し込めます。あとから作る手間がありません。
2. 楽天カード決済でポイントが貯まる
積み立てをカード払いにすると、投資しながらポイントが付きます。税金がゼロになるうえに、ポイントまで貯まる。この差は年々効いてきます。
3. スマホだけで完結する
口座開設も本人確認もアプリでできます。「難しそう」と思っている人ほど、拍子抜けするくらい簡単です。
この本の言う通り、投資には時間がかかります。そして時間だけは、あとから取り戻せません。
今日が一番若い日です。口座開設は無料なので、まず作るところから始めてみてください。
積み立てと組み合わせるなら、楽天カードも作っておくとポイント効率が変わります。年会費は永年無料です。
まとめ
- 本当に余裕がある人ほど、お金を「見せる」より「守る」
- 痛みなくして成果なし。先に与える人に、結果的に返ってくる
- 現代の最大の資産は「知識」と「情報」
- 収入が高い人より、お金を残せる人が強い
- 知識は、口座を作って初めて「資産」に変わる
『タルムード金言集』は「すぐお金持ちになる本」ではありません。
でも「お金とどう向き合えば、人生が少しラクになるのか」を教えてくれる本です。
そして読んでいて感じたのは、お金の不安は、知識不足からくる不安でもあるということでした。
もし今、将来が不安・貯金できない・お金の勉強がしたい・投資が怖い、そんな気持ちがあるなら、一度読んでみてほしいです。
読み終わったあと、”お金への考え方”が少し変わるかもしれません。
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