全世界で3,000万部。自己啓発書の頂点に立ち続ける一冊、『7つの習慣』。
僕の人生観を変えた本です。
ただ、正直に言うと、かなり中身の濃い本です。分厚いし、一度で全部消化するのは難しい。だからこの記事では、前編・後編の2部構成に分けて紹介していきます。
前編で扱うのは、第1〜第3の習慣。「自分自身を変える」ためのパートです。
なぜ「人格」なのか——この本の出発点
著者のスティーブン・R・コヴィー氏は、過去に出版されたあらゆる成功哲学の本を読み込み、ある違いを発見します。
- 戦前の本→善き人とはなにか、人の幸せとは何か
- 戦後の本→モチベーションアップ、コミュニケーションスキルアップ
つまり、根本的な人格形成を説き「幸せとは何か、成功とは何か」を追求していた戦前の本に対し、戦後の本は「目の前の悩みをいかに素早く解決するか」を説くようになっていった、ということです。
どちらが善でどちらが悪、という話ではありません。
でも、コヴィー氏はこう言います。
人格形成のなされぬまま成功した人が、その後どんな悩みを抱えたかを知れば、「人格形成なくして成功なし」と必ず気づくはずだと。
このブログを読んでいる人の中にも、社長になりたい人、何千万・何億と稼げる人間になりたい人がいると思います。その野心や夢を持って、社会で躍動していってほしいと心から思っています。
だからこそ、一度この本を手に取って、じっくり読んでほしいのです。
第1の習慣:主体的である
「主体的」と聞いて、何を思い浮かべますか?
僕が真っ先に浮かんだのは「自分で考えたことをもとに行動する」でした。
でも、この本の言う「主体的であること」は、もっと深い。一言で言えばこうです。
すべては自己責任であると考えよ。
“すべて”、です。僕も最初に読んだときは「なんだそんなことか」と思いました。でも読み進めるうちに「なるほど、こういうことか」と変わりました。
起きた出来事のすべてを自分の責任と考えるのは、簡単ではありません。他人のせいにしたいときもあれば、誰がどう見ても相手が悪いこともある。友人や恋人とのケンカやすれ違いだって珍しくありません。
そんなとき、どうすれば主体的でいられるのか。鍵になるのが「2つの輪」です。

どんなときも「影響の輪」——自分がコントロールできる範囲——にフォーカスして問題を解決できる人。それが「主体的である」人です。
他人の行動はコントロールできません。伝えたうえで動いてくれるときもあれば、そうでないときもある。ただ、「伝える」こと自体は自分でコントロールできます。伝えるか、伝えないか。それは自分の選択だからです。
そこにフォーカスすれば、余計なことに悩まずに済む。自分にできる範囲で、最大限の行動はしているのだから。「主体的である」とは、こういうことです。
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
ゴールとは何か。あなたはどんなゴールを思い描きますか?
大会で優勝したとき。プロジェクトを成功させたとき。今の会社を退職したとき。
人それぞれだと思います。でも、コヴィー氏の言う「ゴール」は違います。
自分自身が命を落とし、葬儀が行われているとき。
タイムマシンに乗って、自分の葬儀を見られるとしましょう。
- あなたの葬儀に参列しているのは、誰でしょうか
- 家族や友人から、どんな思いで見送られたいでしょうか
- 同僚や先輩、後輩から、なんと声をかけられたいでしょうか
本当の意味での成功のカギは、そこにある——コヴィー氏はそう言います。
死ぬ間際に「もっと仕事をしておけばよかった」「もっとゲームをしておけばよかった」と後悔する人は、どれだけいるでしょうか。実際には、ほとんどの人が「もっと家族に時間を使えばよかった」「友人と過ごす時間を作ればよかった」と嘆きながら旅立つそうです。
考えたくはないけれど、1週間後に不慮の事故に遭うことも、突然の余命宣告を受けることも、現実には起こり得ます。
明日命を落としても、後悔しない自信はありますか。
読んでいてハッとしたのであれば、ぜひ今日から変えていってほしいと思います。
第3の習慣:最優先事項を優先する
第2の習慣で「本当に大事なことは何か」が少し見えてきたと思います。
スタートラインである第1の習慣を知り、ゴールラインである第2の習慣を思い描けたなら、次は「走り方」を知るための第3の習慣です。
こんな人、いませんか?
毎日の仕事。夜遅くまでの残業。ほぼ毎週の休日出勤。家族や友人との時間も思うように取れず、できる息抜きといえばスマホのゲームだけ——。
本当にあなたが時間を使いたいことは、何ですか。
限りある時間の使い方。これは現代人の最大の悩みだと思います。
本書では、物事を「緊急度」と「重要度」で4つに分割し、どうスケジューリングすべきかを細かく教えてくれます。この部分はぜひ、本書を手に取って学んでほしいところです。
前編のまとめ
- 第1の習慣「主体的である」:すべては自己責任。影響の輪にフォーカスする
- 第2の習慣「終わりを思い描く」:自分の葬儀から逆算して、本当の成功を定義する
- 第3の習慣「最優先事項を優先する」:緊急度×重要度で時間の使い方を変える
前編はここまで。「自分自身を変える」3つの習慣でした。
後編では、第4〜第7の習慣——「他者との関係を変える」パートを紹介します。
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